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津波警報が出たら、まず何をする?高台までの避難と「警戒レベル」に入らない理由

津波警報が出たら、まず何をする?高台までの避難と「警戒レベル」に入らない理由

最終更新日: 2026年10月4日

結論: 津波は「警戒レベル」の対象外で、揺れを感じたら警報の発表を待たずに高台へ避難するのが原則です。予想される津波の高さによって「津波注意報(0.2m以上)」「津波警報(1m以上)」「大津波警報(3mを超える)」の3段階があり、地震発生から約3分(最速2分以内)を目標に発表されます。避難は徒歩が原則で、車での避難は渋滞を招き危険とされています。

自宅や職場が浸水想定区域に入っているかは、住所を入力するだけで分かるハザードマップ検索で事前に確認しておきましょう。地震そのものへの備えは地震・津波への備えと避難方法にまとめています。

津波は「警戒レベル」の対象外

津波から高台へ避難する人々のイラスト

大雨や土砂災害では「警戒レベル1〜5」という段階的な指標がありますが、津波にはこの警戒レベルが付きません。内閣府の「避難情報に関するガイドライン」では、津波は突発的に発生する災害であり、危険度が段階的に上がっていく災害ではないことを理由に、警戒レベルを付さないこととしています。当サイトの警戒レベルの記事で紹介した「レベル4で全員避難」という考え方は、津波にはそのまま当てはまりません。強い揺れや長い揺れを感じたら、警報を待たずに自分の判断で避難を始めることが原則です。

津波注意報・警報・大津波警報の違い

気象庁は、予想される津波の高さに応じて3段階の情報を発表します。津波注意報は0.2m以上1m未満の津波が予想される場合、津波警報は1m以上3m以下(「高い」と表現されることもあります)、大津波警報は3mを超える場合(5m、10m、あるいは「巨大」と表現)に発表されます。これらは地震発生からおおむね3分以内、日本近海で発生する一部の地震については最速2分以内を目標に発表される仕組みです。大津波警報は特別警報に位置づけられており、これが出た地域ではただちに海岸や河口付近から離れ、高台や津波避難ビルなど、その場で確実に到達できる安全な場所へ向かう必要があります。

車での避難は原則NG

「歩くより車の方が速く遠くへ逃げられるはず」と考えてしまいがちですが、防災基本計画では津波避難は徒歩が原則とされています。理由は単純で、多くの人が一斉に車で避難すると渋滞が発生し、かえって避難が間に合わなくなるためです。東日本大震災でも、自動車での移動が原因の一つとなって津波の犠牲になった例が報告されており、岩手県釜石市など沿岸部の自治体は「津波災害の恐れがあるときは徒歩避難が原則」と明確に呼びかけています。高齢者や要配慮者などやむを得ず車を使う場合は、渋滞を避けるための地域内のルールが事前に決められていることもあるため、自治体の津波避難計画を確認しておくとよいでしょう。

津波避難ビル・避難タワーの探し方

沿岸部や川沿いの市区町村では、鉄筋コンクリート造で一定の階数・耐震性を満たす建物を「津波避難ビル」として指定していることがあります。近くに高台がない場合、この津波避難ビルが避難先の選択肢になります。当サイトの避難場所と避難所の違いで触れたとおり、指定緊急避難場所は災害の種類ごとに指定されており、津波用に指定されている場所と、地震・火災用の場所が異なる場合があります。お住まいの市区町村の指定緊急避難場所一覧やハザードマップで、「津波」に対応した避難場所がどこかを事前に確認しておくことが欠かせません。

見落としがちなポイント:「率先避難者」になる

東日本大震災の被災地では、周囲が避難していないと自分も動き出しにくいという心理が、避難の遅れにつながったことが指摘されています。逆に、誰か一人が真っ先に避難を始めると、それを見て周囲も避難行動に移りやすくなるとも言われます。「揺れたら、まず自分から動く」という意識を家族で共有しておくだけでも、いざというときの避難のスピードは変わってきます。避難計画を家族で話し合っておきたい方は、家族の防災プラン診断も参考にしてください。

高潮とは何が違うのか

「高潮」も海水が押し寄せる現象ですが、原因は地震ではなく台風や低気圧による気圧低下と強風です。当サイトの高潮特別警報の記事で解説したとおり、高潮は事前の進路予報である程度の準備時間がありますが、津波は地震発生から数分というごく短い時間で判断・避難が求められる点が大きく異なります。

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  • 自宅・職場が浸水想定区域の外にあることをハザードマップで確認済み
  • 近くの指定緊急避難場所までの経路をまだ確認していない
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こんな人は検討していい

  • 沿岸部・河口付近・浸水想定区域に自宅や職場がある
  • 夜間や停電時に避難する可能性がある
  • 高齢の家族や、避難に時間がかかる同居者がいる

おすすめ製品

ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。

浸水想定区域に住んでいる方

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よくある質問

津波警報は「警戒レベル」の何番に当たりますか?

津波警報・大津波警報は警戒レベルの体系には含まれません。内閣府のガイドラインでは、津波は突発的に発生し段階的に危険度が上がる災害ではないことを理由に、警戒レベルを付さないとしています。レベルを待たず、警報が出た(あるいは強い揺れを感じた)時点で避難を始める必要があります。

大津波警報と津波警報の違いは何ですか?

予想される津波の高さで区分されます。津波注意報は0.2m以上1m未満、津波警報は1m以上3m以下、大津波警報は3mを超える場合(5m、10m、「巨大」と表現されることもあります)に発表されます。大津波警報は気象庁の特別警報に位置づけられ、最も危険度の高い状況を示します。

警報が出る前に避難を始めてもいいですか?

むしろ、それが望ましい行動です。津波警報は地震発生から約3分(最速2分以内)を目標に発表されますが、震源が近い場合はそれより早く津波が到達することもあります。強い揺れや、弱くても長く続く揺れを感じたら、警報の発表を待たずに高台への避難を始めましょう。

車で避難してはいけませんか?

防災基本計画では徒歩避難が原則とされています。多くの人が一斉に車で避難すると渋滞が発生し、津波の到達までに避難が間に合わなくなるおそれがあるためです。高齢者など徒歩での避難が難しい場合の車の使用については、自治体の津波避難計画で地域ごとのルールが定められていることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

津波避難ビルとは何ですか?

沿岸部などで、近くに高台がない場合の避難先として、鉄筋コンクリート造で一定の耐震性・階数を満たす建物を自治体が「津波避難ビル」として指定しているものです。指定緊急避難場所は災害の種類ごとに分かれていることがあるため、お住まいの地域で「津波」に対応した避難場所がどこかを事前にハザードマップ等で確認しておきましょう。

お住まいの地域の津波対応避難場所(指定緊急避難場所)は、地域別防災情報から市区町村を選んで確認できます。

まとめ:今日からできる3つのアクション

1
今すぐ 自宅・職場の浸水想定区域と避難場所を確認する

ハザードマップ検索で、津波の浸水想定区域と、津波に対応した指定緊急避難場所を確認しましょう。

2
今週中に 家族で「揺れたらすぐ避難」を共有する

警報を待たず、強い揺れや長い揺れを感じたら各自で高台へ向かうというルールを家族で話し合っておきましょう。

3
今月中に 避難経路を実際に歩いてみる

夜間や荷物を持った状態を想定し、指定避難場所までの経路と所要時間を一度確かめておくと安心です。

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参考にした情報源

この記事を読んだら

  1. 自分の地域の状況を知る → 地域の防災情報(いまの警報は防災速報)
  2. 我が家に必要な量を計算する → 備蓄量の診断
  3. いまの備えを点検する → 防災レベル診断(SONAE SCORE)
  4. 足りないものを探す → 防災グッズ一覧

この記事について

この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局

情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。

商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。

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