最終更新日: 2026年9月27日
大規模災害の直後は、安否確認の電話が集中して回線がつながりにくくなります。モバイルWi-Fiや衛星電話といった機器を備えるのも一つの方法ですが、NTTが無料で提供している「災害用伝言ダイヤル(171)」を知っておくだけでも、連絡手段が一つ増えます。
災害時の家族との連絡手段や集合場所は、いざという時に慌てて決めるものではありません。家族の防災プラン作成ツールで、連絡先や集合場所を先にまとめておきましょう。地震などの災害に備えた行動全般は地震・津波への備えと避難方法で確認できます。
「171」の使い方:録音と再生の手順
使い方は、電話番号を「伝言の宛先」にした留守番電話のようなものだと考えると分かりやすくなります。被災した側は、自分の電話番号宛てに伝言を残し、家族や友人はその番号にかけて聞く、という流れです。
- 録音するとき:171にダイヤル → 音声ガイダンスに従い「1」→ 被災地の(自分の)電話番号を市外局番から入力 → 案内に従って30秒以内で録音
- 再生するとき:171にダイヤル →「2」→ 被災した相手の電話番号を入力 → 伝言が流れる
- 暗証番号を使うとき:録音は「3」、再生は「4」。聞ける人を、暗証番号を知る家族などに絞れる
暗証番号を付けるなら、番号は事前に家族で共有しておかないと、肝心の場面で誰も再生できなくなります。
「1電話番号あたり20件・1件30秒」という上限
NTT東日本の案内では、伝言は電話番号1件につき20件まで、1件あたりの録音時間は30秒です。30秒は思ったより短く、言いたいことを整理しないまま話し始めると途中で切れてしまいます。「無事です」「〇〇小学校の避難所にいます」「次の連絡は明日の朝」といった、伝える内容の型をあらかじめ家族で決めておくと安心です。
体験利用日はいつ?「ゴールデンウィーク」は含まれない点に注意
NTT東日本が案内する体験利用の提供日は次のとおりです。ネットの記事には「ゴールデンウィーク」を挙げているものもありますが、公式の案内には独立した期間としては載っていません。
- 毎月1日・15日(0:00〜24:00)
- 正月三が日(1月1日0:00〜1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00〜9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00〜1月21日17:00)
「存在は知っているが使ったことがない」まま終わりがちなサービスだからこそ、次の1日か15日に、家族全員で録音と再生を一度試しておきましょう。体験中の伝言は、体験利用の終了までしか保存されません。
171とweb171(災害用伝言板)の違い
171は電話で使う音声の伝言サービス、web171はインターネットで使う文字中心の伝言板です。NTTの案内によると、両者は連携しており、文字を音声に変換したり、音声ファイルを添付したりできます。スマホの操作に慣れた人はweb171、高齢の家族など電話が中心の人は171、というように、家族の中で使い分けを決めておくと迷いません。
見落としがちなポイント:スマホ世代ほど「電話番号ベース」に慣れていない
SNSやメッセージアプリでの連絡に慣れている世代ほど、電話番号を軸にした伝言サービスという発想自体になじみが薄いかもしれません。171はインターネット回線ではなく電話回線を使う仕組みのため、アプリの通信が混雑しているときにも使える可能性があります。当サイトの災害時の通信手段(モバイルWi-Fi・衛星電話)の記事とあわせて、複数の連絡手段を組み合わせておくと安心です。
こんな人は、まだ買わなくてもOK
- 水の備蓄がまだできていない
- 携帯トイレの備蓄がまだできていない
- 防災リュックの中身が整っていない
- 集合住宅で保管場所を確保しづらい
こんな人は検討していい
- 在宅避難を想定している
- 停電時も冷蔵庫を維持したい
- 医療機器など電源が必要な機器がある
おすすめ製品
ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。
Anker PowerCore 10000の購入者評価を見る(良い3・気になる3)
レビュー確認日: 2026年9月19日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)
良いという声
- 10,000mAhでスマホを約2回充電でき、カード大の薄型で持ち運びやすい
- Ankerの安全機能と作りの丈夫さから、安心して使えるという声が多い
- 容量のわりに手頃な価格
気になるという声
- 入力がMicroUSBの型では、Type-Cケーブルと別にケーブルが必要になる
- 最大出力が12W程度で、充電速度は最新の急速充電器より遅い
- スマホ向けで、ノートPCなどは充電できない
よくある質問
171はいつでも使えますか?
実際の災害時には、災害の規模に応じてNTTが提供を開始します。平常時に使い方を確認できるのは、毎月1日・15日などの体験利用日です。
171の録音と再生は何番を押しますか?
171にかけたあと、録音は「1」、再生は「2」です。暗証番号を使う場合は、録音が「3」、再生が「4」になります。
携帯電話からも使えますか?
携帯電話からも171にダイヤルして利用できます。インターネットを使う「web171」という手段も用意されています。
家族の電話番号を覚えていない場合はどうすればよいですか?
スマートフォンの連絡先に頼りきりだと、電池切れなどで確認できなくなる場合があります。主要な家族の電話番号は、紙にメモして非常持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。
まとめ:今日からできる3つのアクション
毎月1日・15日に、一度は練習しておきましょう。
30秒という制限時間を意識し、簡潔に伝える練習をしましょう。
スマホが使えない状況も想定しておきましょう。
参考にした情報源
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内」(体験利用日・伝言蓄積数)
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)」(操作手順)
- NTTグループ「災害用伝言ダイヤル(171)」(暗証番号利用時の操作・web171との連携)
お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。
地域別の防災情報を確認する →この記事について
この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局
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2 thoughts on “災害用伝言ダイヤル(171)の使い方|録音は1・再生は2、体験利用日の練習方法”