台風が発生・接近しています。進路と、いまのうちにできる備えを確認してください。 防災速報を見る →
現在、16の都道府県で強風・波浪・霜・濃霧・雷などの注意報が発表されています。 防災速報を見る →

台風が過ぎたら最初にやること|片付け前の写真撮影からり災証明書申請までの流れ

台風が過ぎたら最初にやること|片付け前の写真撮影からり災証明書申請までの流れ

最終更新日: 2026年10月4日

台風が過ぎ去ると、一刻も早く片付けを始めたくなるものです。しかし、浸水や屋根の被害があった場合、片付けに取りかかる前にやっておくべきことがあります。それが「被害状況の写真撮影」です。順番を間違えると、後から受けられるはずの支援が受けられなくなることがあります。接近前の備えから振り返りたい場合は台風・大雨への備えを事前に確認するもご覧ください。

結論からいうと、被害に遭った場合は「①写真撮影 → ②り災証明書の申請 → ③片付け・修理」の順番が基本です。片付けを先に済ませてしまうと、被害の程度を証明できず、り災証明書の発行や各種支援制度の利用に影響することがあります。

なぜ片付け前の写真が重要なのか

台風や大雨で住宅が被害を受けた場合、市区町村に申請することで「り災証明書」が発行されます。これは住宅の被害程度(全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊など)を市区町村が公的に証明するもので、被災者生活再建支援金や税金の減免、応急修理制度など、さまざまな支援制度を利用する際に必要になります。証明書の発行にあたっては、市区町村の担当者による現地調査(または提出写真による判定)が行われるため、片付けを済ませて被害の痕跡が消えてしまうと、実際の被害程度より低く判定されたり、申請自体が難しくなったりするおそれがあります。

写真撮影のポイント

撮影は「片付けを始める前」に行うのが鉄則です。具体的には次のような撮り方を意識してください。まず建物の全景を、東西南北の4方向から遠景で撮影します。浸水した場合は、部屋の中にメジャーや物差しを立て、水が浸かった高さがわかるように近景と遠景の2枚をセットで撮ります。屋根や外壁、基礎のひび割れ、破損した建具や家電など、被害箇所ごとに「遠景1枚+近景1枚」を基本に、できるだけ多くの角度から記録しておきましょう。スマホのアルバムに日付・場所ごとに整理しておくと、申請時に慌てずに済みます。

見落としがちなポイント

「早く片付けなければ」という焦りから、写真を撮らずに濡れた家具や畳を先に運び出してしまうケースは少なくありません。一度片付けてしまうと、被害の程度を正確に示す証拠が失われてしまいます。危険を感じる場合を除き、片付けよりも先に写真撮影を済ませることを徹底してください。

今すぐ確認

台風・大雨が近づいているときは、この記事を読み進める前に、お住まいの地域に出ている警報・注意報を確認してください。避難するかどうかの判断は、気象庁や市区町村が出す情報を優先します。

防災速報(警報・台風・地震の最新情報)を見る

この記事の内容を実際に「我が家はどこまでできているか」で確認したい方は、防災レベル診断(10問)で今の備えを点検できます。

り災証明書の申請から支援制度の利用まで

写真撮影が済んだら、お住まいの市区町村の窓口(または罹災証明のオンライン申請)で「り災証明書」の交付を申請します。市区町村による調査(自己判定方式が使える自治体もあります)を経て証明書が発行されると、被災者生活再建支援金、応急修理制度、税金や国民健康保険料の減免・猶予など、さまざまな支援制度の申請に活用できます。制度ごとに申請窓口や期限が異なるため、り災証明書を受け取ったら、まずは市区町村の総合窓口や公式サイトで「使える制度の一覧」を確認するとよいでしょう。

片付け・修理を始めるときの注意

写真撮影とり災証明書の申請の目処が立ったら、片付けや修理に進みます。水に浸かった家具や家電にはガラスの破片や汚れが付着していることがあり、素手での作業はけがのもとになります。厚手のゴム手袋や長靴を用意し、感染症予防のためにも傷口を清潔に保つよう心がけてください。屋根の修理については、無理に自分で作業せず、応急処置の範囲にとどめることが重要です。

商品特徴価格帯の目安
厚手ゴム手袋(耐切創タイプ)浸水した家具・家電の片付け時、ガラス片や汚れからケガを防ぐ500円台〜
防水コンパクトデジカメ/防水スマホケース雨の中や浸水した現場での被害状況の撮影に使いやすい1,000円台〜
防水 デジタルカメラ(被害記録用)防水・耐衝撃20,000円台〜
長靴 防水 滑り止め付き踏抜防止3,000円台〜
ゴミ袋 大容量 厚手 90L厚手・大容量1,500円台〜
防塵 マスク 使い捨て(N95相当)N95相当1,500円台〜

備えガイド編集部の商品選定

ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。

片付け
厚手ゴム手袋(耐切創タイプ)

浸水後の片付けでは、割れたガラスや釘が混ざっていることがあります。耐切創タイプの手袋を用意しておくと安心です。

被害の記録
防水 デジタルカメラ(被害記録用)

片付け前の状況を写真で残すカメラ。

足元保護
長靴 防水 滑り止め付き

水たまりや釘から足を守る長靴。

片付け
ゴミ袋 大容量 厚手 90L

片付けで出る廃材を入れる厚手のゴミ袋。

粉塵対策
防塵 マスク 使い捨て(N95相当)

片付け時の粉塵を防ぐマスク。

よくある質問

すでに片付けを始めてしまいました。り災証明書は申請できませんか?

片付け後でも申請は可能ですが、被害の証拠が不足していると、実際より低い被害程度と判定される可能性があります。片付け中に撮った写真や、破損した部材の一部を保管しておくなど、できる範囲で記録を残し、早めに市区町村の窓口に相談しましょう。

り災証明書はどのくらいの期間で発行されますか?

被害の規模や自治体の体制によって異なりますが、大規模災害時は数週間程度かかることもあります。生活に必要な支援を早く受けるためにも、片付け前の写真撮影と早めの申請が重要です。

賃貸住宅に住んでいる場合もり災証明書は必要ですか?

賃貸の入居者の場合も、家財の被害に対する支援制度などでり災証明書(またはり災届出証明書)の提出を求められることがあります。まずは大家さんや管理会社に被害を報告し、あわせて自身でも被害状況を写真に残しておくとよいでしょう。

台風後の各種手続きや支援の申請窓口はお住まいの自治体が受け付けます。地域別防災情報からお住まいの市区町村の防災情報の入口として活用してください。

まとめ:今日からできる3つのアクション

1
今すぐ

台風の被害を受けた場合は、片付けよりも先に建物の全景・浸水した高さ・被害箇所の写真を撮りましょう。

2
今週中に

お住まいの市区町村でり災証明書の申請窓口・必要書類を確認しましょう。

3
今月中に

り災証明書が発行されたら、被災者生活再建支援金や税金の減免など、使える支援制度の一覧を確認しましょう。

本ページはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、適格販売により収入を得ています。

参考にした情報源

  • ウェザーニュース「台風の大雨・暴風被害 片付け前に『り災証明書』申請のための写真撮影を」
  • 税理士ドットコム「台風で家が壊れた! 『罹災証明書』取得のため、片付けや修理の前にスマホで撮影を」

この記事を読んだら

  1. 自分の地域の状況を知る → 地域の防災情報(いまの警報は防災速報)
  2. 我が家に必要な量を計算する → 備蓄量の診断
  3. いまの備えを点検する → 防災レベル診断(SONAE SCORE)
  4. 足りないものを探す → 防災グッズ一覧

この記事について

この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局

情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。

商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。

誤りにお気づきの場合は、運営者情報のお問い合わせフォームからご連絡ください。

One thought on “台風が過ぎたら最初にやること|片付け前の写真撮影からり災証明書申請までの流れ”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です