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離乳食・介護食の備蓄ガイド|「普通の非常食」が食べられない人のために

離乳食・介護食の備蓄ガイド|「普通の非常食」が食べられない人のために

最終更新日: 2026年9月27日

アルファ米も、サバ缶も、レトルトカレーも、噛む力・飲み込む力があってこその非常食です。赤ちゃんや、加齢で咀嚼・嚥下機能が落ちた高齢者にとっては、そのままでは食べられません。家族にこうした方がいる場合、備蓄はもう一段階、踏み込んで考える必要があります。

結論: 高齢者向けの介護食には「ユニバーサルデザインフード」という統一区分があり、噛む力・飲み込む力に応じて4段階に分かれています。離乳食は月齢によって粒の大きさが変わります。どちらも、普段食べている形状・硬さのものを備蓄しておくのが基本です。加えて、普通の食事に「とろみ」をつけて対応できるとろみ剤を1つ備えておくと、非常食の選択肢が一気に広がります。

離乳食・介護食の必要な量に決まった正解はなく、世帯人数や年齢構成で必要量は上下します。備蓄量の診断ツールに人数・日数を入れれば、我が家に合った目安がすぐに分かります。

赤ちゃんに離乳食を食べさせているお母さんのイラスト

ユニバーサルデザインフードという物差し

日本介護食品協議会が定める「ユニバーサルデザインフード(UDF)」は、噛む力・飲み込む力の状態を4区分で示した業界共通の目安です。区分ごとに「かたいものやや食べづらい」から「かまなくてよい」まで段階があり、パッケージにこの区分表示があれば、本人の状態に合ったやわらかさかどうかを見分けられます。介護食を初めて選ぶ方は、まずこの表示を確認する習慣をつけておくと選びやすくなります。

厚生労働省の集計によると、全国の要介護・要支援認定者数は717万人を超え、65歳以上の高齢者の約2割にあたります。決して珍しいケースではなく、多くの家庭にとって「もしも」ではなく「いずれ」向き合うことになるテーマです。離乳食を必要とする赤ちゃんの数も含めれば、通常の非常食が食べられない人の数は相当なボリュームになります。

離乳食は「月齢」、介護食は「区分」で選ぶ

離乳食:普段のペースト状・きざみ食と同じものを

市販のレトルト離乳食は月齢に応じて具材の大きさが変わります。備蓄する際は、災害発生時の月齢を見越して少し先のサイズまで用意しておくと、成長による買い替えの手間を減らせます。

介護食:UDFの区分表示を確認する

「舌でつぶせる」「歯ぐきでつぶせる」など、本人が普段食べている区分に合わせて選びます。区分が合わないと誤嚥のリスクが高まるため、備蓄品も普段の食事と同じ区分でそろえておくことが大切です。

見落とされがちな「とろみ剤」という選択肢

介護食というと専用のレトルト製品を思い浮かべがちですが、実は多くの家庭にある非常食に、とろみ剤を溶かすだけで対応できることがあります。とろみ剤は、水分にとろみをつけて誤嚥を防ぐための粉末で、お茶やスープはもちろん、アルファ米の汁気にも応用できます。専用の介護食だけを何種類も備蓄するより、ふだんの非常食+とろみ剤という組み合わせのほうが、保管スペースも管理の手間も抑えられます。ただし、とろみのつき方は製品によって差があるため、実際に使う前に一度試しておくことをおすすめします。

製品スペック比較(独自集計)

各メーカー公式サイト・Amazon・価格.com掲載の公開情報をもとに、当サイトで仕様を集計しました。

製品名種別内容量・価格特徴
和光堂 グーグーキッチン離乳食(レトルト)月齢別に複数ラインナップベビーフード(パウチ)市場売上No.1、月齢に応じ具材サイズが変化
アサヒグループ食品 バランス献立介護食(レトルト)100g、171円〜UDF区分表示あり(区分3 舌でつぶせる 等)、3色の食品群でバランス配合
アサヒグループ食品 とろみエールとろみ剤2.5g×30本、681円スティックタイプ、溶けやすくダマになりにくい
日清オイリオ トロミアップパーフェクトとろみ剤3g×50本(スティック)/200g(缶)スティック・缶の2形態、少量から大容量まで選べる
おかゆ レトルト 介護食 セットやわらか2,500円台〜

※価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各ECサイトで最新情報をご確認ください。

こんな人は、まだ買わなくてもOK

  • 水の備蓄がまだできていない
  • 携帯トイレの備蓄がまだできていない
  • 防災リュックの中身が整っていない
  • 集合住宅で保管場所を確保しづらい

こんな人は検討していい

  • 在宅避難を想定している
  • 停電時も冷蔵庫を維持したい
  • 医療機器など電源が必要な機器がある

おすすめ製品

ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。

赤ちゃんがいる家庭に

和光堂 グーグーキッチン

レトルトパウチのベビーフードとして市場でよく選ばれているシリーズです。月齢ごとに具材の大きさが調整されているため、成長段階に合わせて選べます。

口グーグーキッチンの購入者評価を見る(良い3・気になる2)

レビュー確認日: 2026年9月15日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)

良いという声

  • 月齢に合わせて具材が小さく調整されており、離乳食を嫌がりがちな子どもでも食べやすいという声が多い
  • 野菜と肉がバランス良く配合されていて、体調不良で手作りできないときも栄養面で安心という評価がある
  • パウチのまま食べさせられ1袋130円前後と手頃な価格で、ドラッグストアでも手に入りやすい点が支持されている

気になるという声

  • 味付けが控えめなため大人の感覚では薄く感じ、だしなどを足した方が食べやすかったという意見もある
  • 素材の味を活かした味付けである分、濃い味に慣れた子どもには物足りなく感じる場合があるようだ
高齢の家族がいる方に

アサヒグループ食品 バランス献立

区分: UDF(ユニバーサルデザインフード)

UDFの区分表示があり、本人の咀嚼・嚥下状態に合わせて選べます。普段の食事管理と同じ感覚で備蓄できます。

口バランス献立の購入者評価を見る(良い3・気になる2)

レビュー確認日: 2026年9月15日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)

良いという声

  • 手作りの食事が難しいときでも手軽に用意でき、助かるという声がある
  • UDF(ユニバーサルデザインフード)の区分表示があり、噛む力・飲み込む力に合わせて選べる点が支持されている
  • 具材がまとまって残り、溶け出した野菜の旨みも一緒に楽しめるという評価もある

気になるという声

  • 全体的に甘めの味付けで、塩気の強い味を好む人には合わないこともあるという声がある
  • 商品によって内容量が控えめなものもあり、食べる量次第では追加が必要になる場合がある
まず1本、応用力を持たせたい方

アサヒグループ食品 とろみエール(スティック)

形状: スティックタイプ

スティック1本ずつ使えるので計量の手間がありません。普段の非常食に応用できる、汎用性の高い1品です。

口とろみエールの購入者評価を見る(良い3・気になる2)

レビュー確認日: 2026年9月15日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)

良いという声

  • 販売サイトによっては町のドラッグストアより割安で送料無料の場合もあり、リピート購入する人が多いという声がある
  • 使用量に波があっても個包装なので管理・保管がしやすい点が選ぶ理由になっているという意見もある
  • 通販サイトのレビュー評価が4点台後半と高めの傾向にある

気になるという声

  • 溶かし方によってはダマになりやすいという報告がある
  • 体質や体調によっては、とろみを付けた飲食物で気分が悪くなったという声も一部にある
家族の人数が多い方に

日清オイリオ トロミアップパーフェクト

200gの缶タイプもあり、使用頻度が高い家庭ではまとめ買いがしやすい製品です。スティックタイプと使い分けもできます。

口トロミアップパーフェクトの購入者評価を見る(良い3・気になる2)

レビュー確認日: 2026年9月15日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)

良いという声

  • 食品本来の風味を損ないにくく、飲み物の色も変わりにくいという評価がある
  • とろみが30秒〜1分ほどで安定し、比較的短時間で使える点が支持されている
  • 1gスティックタイプは持ち運びやすく、外出先や来客時にも使いやすいという声がある

気になるという声

  • 濃いめのとろみを付けようとするとダマになりやすいという指摘がある
  • 同シリーズの他製品と特性が異なるため、目的に合わせて選ぶ際に比較・検討が必要という声もある
おかゆ
おかゆ レトルト 介護食 セット

やわらか食のおかゆ。

よくある質問

アレルギーのある子どもの離乳食はどう備蓄すればよいですか?

原材料表示をよく確認し、普段食べているアレルギー対応製品を優先的に備蓄しましょう。避難所では必要な製品が手に入るとは限らないため、家庭での備えが特に重要になります。

とろみ剤はどんな飲み物にも使えますか?

お茶やスープ、みそ汁など幅広い水分に使えますが、温度や酸性度によってとろみのつき方が変わる製品もあります。普段から使い慣れている製品であれば、非常時も同じ感覚で使えます。

介護食は常温でどのくらい保存できますか?

製品によって差がありますが、レトルトタイプは常温で1〜2年程度保存できるものが多く見られます。パッケージの賞味期限表示を確認し、ローリングストックで管理しましょう。

避難所で配布される食事は、離乳食や介護食にも配慮されていますか?

自治体や避難所によって対応は異なり、必ずしも十分な配慮がされるとは限りません。一般的な非常食が配布されるケースが多いため、家庭での個別の備えが欠かせません。

まとめ:今日からできる3つのアクション

1
今すぐ 家族に配慮が必要な人がいないか確認する

赤ちゃんや高齢者など、通常の非常食が食べられない家族がいないか確認しましょう。

2
今週中に 普段の食事と同じ月齢・区分の製品を備蓄する

月齢やUDFの区分を確認し、普段食べているものに近い製品を選びましょう。

3
今月中に とろみ剤を1つ試しておく

実際に使ってみることで、いざというときの応用がききやすくなります。

本ページはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、適格販売により収入を得ています。スペック比較表は当サイトがメーカー公式サイト・Amazon商品ページ等の公開情報をもとに集計したものです。価格・在庫状況は変動するため、購入前に各ECサイトで最新情報をご確認ください。

参考にした情報源

  • 日本介護食品協議会「ユニバーサルデザインフードとは」「UDF区分策定の経緯」
  • 和光堂「グーグーキッチン」製品情報
  • アサヒグループ食品「バランス献立」「とろみエール」製品情報
  • 日清オイリオ「トロミアップパーフェクト」製品情報
  • 各製品のAmazon・価格.com記載スペック(2026年9月時点、当サイトにて集計)
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この記事を読んだら

  1. 我が家に必要な量を計算する → 備蓄量の診断
  2. いまの備えを点検する → 防災レベル診断(SONAE SCORE)
  3. 足りないものを探す → 防災グッズ一覧

この記事について

この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局

情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。

商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。

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