最終更新日: 2026年9月27日
防災グッズをどれだけ揃えても、日々の台所仕事から火災が起きてしまっては元も子もありません。東京消防庁によると、コンロ火災は住宅火災の原因の第1位で、その4割は「放置する・忘れる」ことが引き金になっています。特別な備えより先に、毎日の調理習慣を見直す価値があります。
「放置する・忘れる」が4割を占める
東京消防庁の情報によると、コンロ火災の原因のうち4割は調理中にその場を離れて放置したり、火を点けたまま忘れてしまうことだとされています。電話がかかってきた、来客があった、洗濯物を取り込みに行った——ほんの数分のつもりが、油や食材が発火するまでの時間としては十分な場合があります。揚げ物や油を使った調理中は、その場を離れないことが基本です。
「平成20年より前の製品」は要注意
現在販売されているガスコンロには、調理油の温度が過度に上昇した場合に自動的に燃焼を停止する調理油過熱防止装置が、一口コンロを除く全口に搭載されています。ただし、これは平成20年以降の製品での話です。それより前に購入したガスコンロを今も使っている家庭では、一部の口にしか安全装置が付いていない可能性があります。自宅のコンロがいつ頃の製品か、一度確認しておく価値があります。
IH調理器は「揚げ物コース」の使用が前提
IH調理器を使っている場合も油断はできません。安全に揚げ物調理をするには、IH調理器の「揚げ物コース」機能を使うことが前提とされています。通常の加熱モードのまま油の温度を上げ続けてしまうと、IHであっても過熱のリスクは残ります。「電気だから火を使わないので安心」という思い込みは、この点で見落としがちなポイントです。
見落とされがちな「レンジフードの汚れ」
コンロ本体の安全装置だけでなく、レンジフードの清掃も見落とされがちな対策です。レンジフード内部に油脂が溜まっていると換気性能が低下するだけでなく、コンロやレンジフードに付着した油脂そのものに着火し、火災につながる危険があります。ガスコンロとIH調理器のどちらでも、可燃物との距離が図解付きで定められている点も、製品の取扱説明書で確認しておきましょう。
こんな人は、まだ買わなくてもOK
- 水の備蓄がまだできていない
- 携帯トイレの備蓄がまだできていない
- 防災リュックの中身が整っていない
- 集合住宅で保管場所を確保しづらい
こんな人は検討していい
- 在宅避難を想定している
- 停電時も冷蔵庫を維持したい
- 医療機器など電源が必要な機器がある
おすすめ製品
ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。
コンロまわりの火災対策をどこまで揃えればよいかは家庭ごとに違います。まず今の備えのレベルを知りたい方は、10問で診断できる防災レベル診断から始めてみてください。
パナソニック けむり当番 SHK48455の購入者評価を見る(良い3・気になる2)
レビュー確認日: 2026年9月19日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)
良いという声
- 薄型で軽く、配線不要で取り付けが簡単
- 電池寿命が長く、設置10年で交換時期を知らせる作動灯がある
- パナソニック製の信頼感があり、取扱説明書も分かりやすい
気になるという声
- SHK48455は生産終了品で、後継品(SHK484551)への切り替えが進んでいる
- 電池式は10年で本体ごとの交換が必要
よくある質問
調理油過熱防止装置は後付けできますか?
基本的にコンロ本体に内蔵されている機能のため、後付けは困難です。古い製品を使っている場合は、買い替えのタイミングで安全装置の有無を確認することをおすすめします。
レンジフードはどのくらいの頻度で掃除すべきですか?
使用頻度にもよりますが、フィルター部分は月1回程度、内部の油脂は数ヶ月に1回を目安に確認・清掃するとよいでしょう。
停電時にカセットコンロを使う場合も同じ注意が必要ですか?
はい。カセットコンロにも目を離さないという基本は同じです。当サイトのカセットボンベの安全な使い方の記事もあわせてご覧ください。
まとめ:今日からできる3つのアクション
調理油過熱防止装置が全口に付いているか、取扱説明書で確認しましょう。
「少しの間だけ」が事故につながることを家族で共有しましょう。
換気性能の低下と着火の両方のリスクを防ぎましょう。
参考にした情報源
- 東京消防庁「キッチンまわりの豆知識」
お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。
地域別の防災情報を確認する →この記事について
この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局
情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。
商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。
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