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高齢者の停電対策|暑さ・水・連絡を止めないための準備

高齢者の停電対策|暑さ・水・連絡を止めないための準備
高齢者・要配慮者

夫婦やおひとり暮らしの家庭が、停電のときに先に困ることと、前日までに決めておくことを整理しました

停電と聞くと、照明やテレビが消える場面を思い浮かべがちです。ただ、高齢の世帯で実際に困りやすいのは「暑さ」「水」「連絡」の三つに寄ります。冷房の止まった部屋で長く過ごすうちに、体調の変化に気づくのが遅れることもあります。

結論: 停電の初日までに、「涼をとる場所」「連絡の順番」「薬と水の置き場」の三つを紙に書き、冷蔵庫の扉などに貼っておくことです。家族の人数と日数から必要な水や電源の量を確かめたい場合は、備蓄量の計算ツールが使えます。
停電時の暑さと冷房対策のイメージ

夏の停電は、エアコンが止まってからが本番

環境省が2025年8月12日付で自治体へ出した事務連絡は、大雨の被災地を念頭に置きつつ、停電などで冷房設備が使えない状況では熱中症にさらに注意するよう求めています。高齢の方は体温の調節が難しくなりやすく、暑さの影響を受けやすいとされています。

多い誤解は、「夜になれば涼しくなるから、昼間さえしのげば大丈夫」という考え方です。住宅の構造や立地によっては、夜間も室温が下がりきらないことがあります。日没後も室温を気にかける前提で準備したほうが安心です。

見落としやすいのが、どこで涼むかという判断です。埼玉県の案内では、停電が長引くおそれがある場合、特に高齢者・子ども・障害のある方は、冷房設備が稼働している避難所への避難を検討するよう呼びかけています。自宅で我慢する前に、近くで冷房のある施設を調べておくと判断が早くなります。

冷蔵庫・水・トイレは、断水と合わせて考える

冷蔵庫は、開け閉めの回数を減らすだけで中身が持ちやすくなります。取り出すものを一度にまとめる習慣をつけておくと、扉の開放時間を短くできます。

飲み水は、一人一日あたりの量を決めて家族の人数分をそろえます。停電と同時に断水が起きる地域もあるため、トイレを流すための水は飲み水とは別に考えておきます。

薬と連絡は、紙にも書いて二重に持つ

普段飲んでいる薬は、お薬手帳の写しと一緒に持ち出せる場所へ置きます。残りの日数が少なくなったら、かかりつけの薬局に相談しておくと、もしもの時も慌てずに済みます。

電話やスマホが使えなくなる場合に備えて、連絡先は紙に書いておきます。災害用伝言ダイヤル(171)は、被災地の家族と安否を伝え合うための仕組みです。一度家族で使い方を試しておくと、いざという時に迷いません。

冷やす道具と電源は、役割で分けて選ぶ

停電中の暑さに対して、一つの道具で全部をまかなうのは難しいものです。体を冷やすもの、室内の空気を動かすもの、夜の明かりや機器の電源になるもの、の三つに分けて考えると選びやすくなります。

道具役割買う前に確かめること
携帯扇風機(充電式)首や顔まわりを直接冷やす連続で使える時間、充電に必要な時間
ポータブル電源(小型)扇風機や充電機器を数時間動かす定格出力(W)と容量(Wh)の両方
保冷剤・保冷バッグ薬や開封後の食品を一時的に冷やす保冷できる時間、サイズ
充電式LEDランタン夜間のトイレや水の移動を照らす明るさの切り替え、充電方法
冷感タオル・首元の冷却グッズ濡らして肌に当て、体温を下げる水で濡らして使える素材かどうか

おすすめ製品

いずれも商品名で検索した結果ページへのリンクです。型番まで特定した商品ではないため、対応する電源容量や機能は購入前にご確認ください。

体を直接冷やすために

携帯扇風機(充電式・首掛け型)

室温は下げられませんが、体の表面の風を確保できます。冷感タオルと組み合わせると、扇風機だけの場合より涼しさを保ちやすくなります。

扇風機や充電機器を動かすために

ポータブル電源(小型)

扇風機の消費電力が定格出力の範囲に収まるかを先に確かめます。容量(Wh)は、動かしたい時間を掛け算して見積もると選びやすくなります。

薬や食品を一時的に冷やすために

保冷バッグと保冷剤のセット

冷蔵庫の代わりに、薬や開封後の食品を入れておく用途です。保冷剤は冷凍庫にあるうちに用意しておくと、停電直後でも使えます。

夜間の移動と確認に

充電式LEDランタン

トイレや水の置き場へ移動するとき、両手が空くタイプが使いやすいことがあります。明るさを段階で切り替えられると、眩しさも抑えられます。

首や脇を冷やすために

冷感タオル・首元の冷却グッズ

環境省の資料でも、濡らして絞ったタオルを肌に当てる方法が紹介されています。水で濡らして使える素材を選ぶと、停電中でも使い続けられます。

よくある質問

Q. 停電で冷房が使えないとき、扇風機だけで足りますか?

A. 扇風機は体の表面に風を送るため、涼しさを感じやすくなります。ただ、室温そのものは下がりません。環境省の資料は、日光を遮る、風通しをよくする、濡らしたタオルを当てる、といった対策と合わせて、冷房のある場所への避難を勧めています。

Q. 避難所には、必ず冷房がありますか?

A. 避難所によって設備は異なります。停電時にどのような受け入れになるかは、自治体の防災情報で事前に確認しておくと安心です。

Q. 薬が切れそうなとき、停電中はどうすればよいですか?

A. 停電が来る前に、かかりつけの医師と薬局へ相談しておくことが基本です。停電中に困った場合は、自治体の窓口や医療機関へ早めに連絡してください。

まとめ:今日からできる3つのアクション

1
今すぐ 家の中で一番涼しい部屋と、近くで冷房のある施設を一つずつ書き出す

どちらも、停電のときに行き先として使えるかを一度確かめておきます。

2
今週中に 薬の残り日数を数え、お薬手帳の写しを一冊にまとめる

残りが少ない薬があれば、かかりつけの薬局に早めに相談します。

3
今月中に 家族やご近所との連絡方法を紙に書き、災害用伝言ダイヤル(171)を一度試す

連絡先の一覧は、冷蔵庫の扉など、停電中でも見える場所に貼っておきます。

避難の判断は、必ず気象庁や自治体が出す最新の情報に従ってください。この記事は公開されている情報の整理であり、個別の医療や契約について判断を保証するものではありません。

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参考にした情報源

  • 環境省「事務連絡(2025年8月12日付)」大雨被災地における熱中症予防の注意 https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/notice/20250812_notice1.pdf
  • 埼玉県「災害時の熱中症予防」(停電時の冷房設備のある避難所の案内) https://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/netsuchusyo/disaster.html
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  1. 我が家に必要な量を計算する → 備蓄量の診断
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  3. 足りないものを探す → 防災グッズ一覧

この記事について

この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局

情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。

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