最終更新日: 2026年9月27日
断水が数日続くと、真っ先に恋しくなるのが入浴です。汗や皮脂の汚れをそのままにしておくと、不快なだけでなく、あせもや肌トラブルの原因にもなります。避難所生活が長引くほど、入浴できない期間の衛生対策は重要度を増していきます。
断水時の体を清潔に保つ備えをどこまで揃えればよいかは家庭ごとに違います。まず今の備えのレベルを知りたい方は、10問で診断できる防災レベル診断から始めてみてください。
断水は「数日」で終わるとは限らない
内閣府が公表する首都直下地震・南海トラフ地震の被害想定では、上下水道の応急復旧目標は30日とされています。実際の事例を見ても、熊本地震では全戸復旧までに発生から約3ヶ月半を要しました。つまり「お風呂に入れない日」は数日で終わるとは限らず、場合によっては1か月以上続く可能性を前提に備える必要があるということです。体拭きシートを多めにストックしておく理由は、この復旧までの期間の長さにあります。
ウェットティッシュと体拭きシートは別物
「ウェットティッシュがあるから大丈夫」と思っていませんか。手指用のウェットティッシュは1枚が小さく、全身を拭くには何枚も使うことになり、かえって非効率です。体拭きシートは1枚がフェイスタオルほどの大判で、厚手に作られているものが多く、少ない枚数で全身をカバーできます。介護用品として販売されているものの中には、防災用としても十分活用できる製品があります。
背中まで拭けるかどうかで快適さが変わる
自分で拭くとなると、背中は特に届きにくい部位です。シートの両端を持って背中に回し、こすり合わせるようにして拭ける「ジャンボサイズ」と呼ばれるタイプの製品もあります。1枚ずつ個包装になっているものを選べば、避難バッグの中でも清潔に保管でき、必要な分だけ取り出して使えるのも扱いやすい点です。
おしりふきは乳幼児だけのものではない
おしりふきというと赤ちゃん用のイメージが強いですが、厚手で肌に優しい作りのものは、高齢者の介護や大人の体拭きにも転用できます。断水時にトイレ後の清拭に使えば、衛生面でも安心です。ベビー用品としてだけでなく、家族全員で使える衛生用品として多めに備蓄しておくと無駄になりません。
製品スペック比較(独自集計)
各社公式サイト・Amazon・ECサイト掲載の公開情報をもとに、当サイトで仕様を集計しました。
| 製品名 | サイズ | 枚数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TRUSCO 背中も拭けるジャンボボディシート 超大判タイプ | 600×300mm | 20枚入 | 個包装、メントール配合、柑橘系の香り |
| 大判ウェットタオル(フェイスタオルサイズ) | 600×300mm前後 | 30個入×2セット | 厚手タイプ、介護・防災兼用 |
| シャワータオル 体拭き ウェットシート 大判 | 大判 | 1,000円台〜 | |
| ノンアルコール ウェットティッシュ 携帯 | 携帯 | 500円台〜 | |
| デリケート部用 拭き取りシート | 低刺激 | 800円台〜 |
※価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各ECサイトで最新情報をご確認ください。
こんな人は、まだ買わなくてもOK
- 水の備蓄がまだできていない
- 携帯トイレの備蓄がまだできていない
- 防災リュックの中身が整っていない
- 集合住宅で保管場所を確保しづらい
こんな人は検討していい
- 在宅避難を想定している
- 停電時も冷蔵庫を維持したい
- 医療機器など電源が必要な機器がある
おすすめ製品
ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。
TRUSCO 背中も拭けるジャンボボディシートの購入者評価を見る(良い2・気になる2)
レビュー確認日: 2026年9月15日時点(複数のレビューサイト・購入者の声を基に当サイトで要約)
良いという声
- 価格の安さとサイズの大きさ、軽さを評価する声が多い
- 首に巻いたり背中を拭いたりと使い方の幅が広く、個包装で持ち運びやすいという意見がある
気になるという声
- シートに含まれる液量が少なく感じられ、拭いたあとにべたつきが残るという指摘がある
- 生地が薄く、拭く際に伸びてしまうなど耐久性の面で頼りないという声もある
よくある質問
体拭きシートはどのくらいの枚数を備蓄すればよいですか?
1日1〜2枚を目安に、1週間分として1人あたり10枚前後を用意しておくと安心です。家族の人数に合わせて枚数を計算しておきましょう。
アルコール入りとノンアルコール、どちらがよいですか?
肌が敏感な方や乳幼児にはノンアルコールタイプが向いています。除菌効果を重視する場合はアルコール入りを選ぶなど、使う人や目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
使用期限はありますか?
ウェットシート類は乾燥・変質を防ぐため未開封でも使用期限が設定されている製品があります。ローリングストックの対象として、期限が近いものから日常使いで消費していくのがおすすめです。
まとめ:今日からできる3つのアクション
手指用のウェットティッシュしかない場合は、大判タイプの追加を検討しましょう。
1人1日1〜2枚を目安に、必要な枚数を割り出して備蓄しましょう。
必要な分だけ取り出して使える個包装タイプは、持ち出し袋との相性も良好です。
参考にした情報源
- Amazon「TRUSCO 背中も拭けるジャンボボディシート 超大判タイプ TBSL-20」商品ページ
- カウナラ「体拭きシート|風呂代わりになる災害時にも活躍するボディシート」
- 堺市上下水道局「震災が起こった後、水道はどれくらいで復旧するのですか?」
- 内閣府 首都直下地震・南海トラフ地震 被害想定(上下水道の応急復旧目標)(2026年9月22日確認)
- 各製品のAmazon記載スペック(2026年9月時点、当サイトにて集計)
お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。
地域別の防災情報を確認する →この記事について
この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局
情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。
商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。
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