台風が発生・接近しています。進路と、いまのうちにできる備えを確認してください。 防災速報を見る →
現在、16の都道府県で強風・波浪・霜・濃霧・雷などの注意報が発表されています。 防災速報を見る →

リチウムイオン電池の出火事故に注意|モバイルバッテリーが原因の最多を占める

リチウムイオン電池の出火事故に注意|モバイルバッテリーが原因の最多を占める

最終更新日: 2026年9月27日

停電に備えてモバイルバッテリーやポータブル電源を用意している家庭は多いはずです。しかし東京消防庁によれば、これらに使われるリチウムイオン電池は、令和5年中だけで167件の火災を引き起こしています。備えのつもりが、火災の原因になっては本末転倒です。

結論: リチウムイオン電池の火災原因で最も多いのは「いつも通り使用していたのに出火」(23.4%)で、次いで衝撃・分解廃棄・誤った充電方法が続きます。製品別ではモバイルバッテリーが44件と最多です。衝撃を与えない、指定の方法で充電する、処分時は取扱説明書と自治体のルールに従うことが基本の対策になります。

この記事の内容を実際に「我が家はどこまでできているか」で確認したい方は、防災レベル診断(10問)で今の備えを点検できます。

モバイルバッテリーのイラスト

「普通に使っていた」だけでも出火することがある

東京消防庁の令和5年の統計によると、リチウムイオン電池火災の原因のうち最も多いのは「いつも通り使用していたが出火」で、全体の23.4%を占めています。電池内部で正極板と負極板が何らかの理由で短絡し、急激に加熱して有機溶剤に着火するという仕組みが背景にあるとされています。特別に乱暴な扱いをしていなくても起こり得るという点が、この事故の怖さです。

製品別ではモバイルバッテリーが突出

令和5年の火災件数167件の内訳を見ると、モバイルバッテリーが44件と最多で、スマートフォン(17件)、電動アシスト付自転車(14件)、コードレス掃除機(13件)と続きます。当サイトでもモバイルバッテリーやポータブル電源の記事でPSEマークやリコール確認の重要性を紹介してきましたが、こうした統計を見ると、選び方だけでなく日々の扱い方・保管方法にも同じくらい注意が必要だとわかります。

処分するときこそ注意が必要

原因の内訳には「分解廃棄」も9.6%含まれています。使わなくなったモバイルバッテリーを自己判断で分解したり、一般ごみとして雑に扱ったりすることが、事故につながるケースがあるということです。処分する際は製品の取扱説明書を確認し、お住まいの自治体の回収ルール(多くの場合、家電量販店の回収ボックスなど専用の回収経路が用意されています)に従いましょう。

こんな人は、まだ買わなくてもOK

  • 水の備蓄がまだできていない
  • 携帯トイレの備蓄がまだできていない
  • 防災リュックの中身が整っていない
  • 集合住宅で保管場所を確保しづらい

こんな人は検討していい

  • 在宅避難を想定している
  • 停電時も冷蔵庫を維持したい
  • 医療機器など電源が必要な機器がある

おすすめ製品

ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。

モバイルバッテリーを安全に持ち運びたい方

難燃素材の防炎ポーチ

リチウムイオン電池は発火すると高温になり消火が難しい場合があります。難燃素材のポーチに入れて持ち運ぶと、万一の発火時の被害を抑えられます。

劣化したバッテリーの処分に困っている方

使用済みリチウム電池 回収・保管ボックス

膨張したり劣化したモバイルバッテリーは、そのまま普通ゴミに出さず、専用の保管ボックスに入れて自治体や販売店の回収に出しましょう。

保管
耐火 防炎 バッテリー 収納バッグ

バッテリーを収める防炎バッグ。

保管
使用済み電池 保管ケース

端子を絶縁して保管。

絶縁
絶縁テープ 端子保護

端子ショート防止。

よくある質問

バッテリーが膨らんでいる場合はどうすればよいですか?

膨張は電池内部の異常を示すサインとされています。使用を中止し、無理に触らず、メーカーや自治体の案内に従って安全に処分してください。

充電中に発熱するのは普通ですか?

ある程度の発熱は起こり得ますが、異常に熱い、変形している、異臭がするといった場合は使用を中止してください。指定された純正の充電器・ケーブルを使うことも、誤った充電方法による事故を避けるうえで重要です。

冬場に電池が発火しやすいということはありますか?

気温との関連より、衝撃・誤った充電方法・製品自体の欠陥といった要因の方が主な原因と言われています。季節を問わず、日頃の取り扱いに注意しましょう。

まとめ:今日からできる3つのアクション

1
今すぐ モバイルバッテリー・ポータブル電源に膨張や変形がないか確認する

異常があれば、使用を中止しましょう。

2
今週中に 純正の充電器・ケーブルを使っているか確認する

誤った充電方法による事故を避けましょう。

3
処分するとき 自己判断で分解せず、正しい回収経路を確認する

取扱説明書や自治体のルールに従って処分しましょう。

本ページはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、適格販売により収入を得ています(本記事内に商品紹介はありません)。統計・注意喚起の内容は東京消防庁の公開情報(令和5年データ)をもとにしています。最新情報は同庁公式サイトをご確認ください。

参考にした情報源

あなたの地域の防災情報を確認

お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。

地域別の防災情報を確認する →

この記事を読んだら

  1. 我が家に必要な量を計算する → 備蓄量の診断
  2. いまの備えを点検する → 防災レベル診断(SONAE SCORE)
  3. 足りないものを探す → 防災グッズ一覧

この記事について

この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局

情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。

商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。

誤りにお気づきの場合は、運営者情報のお問い合わせフォームからご連絡ください。

2 thoughts on “リチウムイオン電池の出火事故に注意|モバイルバッテリーが原因の最多を占める”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です