最終更新日: 2026年9月27日
電源が不要な石油ストーブは、冬の停電対策として頼りになる暖房器具です。ただし東京消防庁によると、石油ストーブ・ファンヒーターによる火災は令和4年中だけで20件発生しており、石油設備火災の半数以上をストーブ関連が占めています。給油という日常的な作業にこそ、見落としがちな危険が潜んでいます。
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「消さずに給油」が事故の主な原因
東京消防庁が報告している事例では、石油ストーブを消さずに手動ポンプで灯油を注いだことによる火災が発生しています。ストーブが点火した状態のまま給油タンクを外そうとする、あるいは燃焼中に注ぎ足そうとする行為は、こぼれた灯油に引火する危険が非常に高い行為です。「少し補充するだけだから」という気持ちが事故につながることを覚えておきましょう。
カートリッジの「蓋の締め忘れ」も要注意
給油の際は、必ずストーブの火を消してからカートリッジを取り外し、灯油を補充した後は蓋が確実に閉まっているかを確認することが推奨されています。蓋が緩んでいると、ストーブを動かしたときや持ち運ぶ際に灯油が漏れ出し、思わぬ場所に灯油が広がってしまう可能性があります。給油のたびに「消火→給油→蓋の確認」という順番を意識しておくと安心です。
冬は静電気による引火リスクも上がる
ガソリンを扱う場合(発電機用の燃料などで携行缶に給油する場面を含む)は、静電気にも注意が必要です。冬は空気が乾燥し、衣服の摩擦などで静電気が発生しやすくなります。ガソリンは気温が低くても可燃性の蒸気を発生させるため、給油キャップを開ける前にスタンド設置の静電気除去シートに触れておくことが予防策になります。セルフスタンドの利用が4割以上を占める現在、給油者自身がこうした対策を意識する必要性は増しています。
灯油の保管も「地震」を意識する
灯油の保管は火気から十分に離れた場所で行うことが基本ですが、防災の観点ではもう一つ意識しておきたいことがあります。それは地震対策です。東京消防庁は、灯油タンクを置く棚などの固定や滑り止めの設置を呼びかけています。備蓄用に灯油缶を複数本保管している家庭では、棚から落下して破損し、灯油が漏れ出すリスクも考えておく必要があります。
こんな人は、まだ買わなくてもOK
- 水の備蓄がまだできていない
- 携帯トイレの備蓄がまだできていない
- 防災リュックの中身が整っていない
- 集合住宅で保管場所を確保しづらい
こんな人は検討していい
- 在宅避難を想定している
- 停電時も冷蔵庫を維持したい
- 医療機器など電源が必要な機器がある
おすすめ製品
ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。
よくある質問
灯油に使用期限はありますか?
灯油は保管中に酸化・劣化が進みます。冷暗所で保管した場合でも、シーズンをまたいだ古い灯油の使用は避け、購入時期の新しいものから使い切ることをおすすめします。
停電時に石油ストーブは着火できますか?
電子点火式は電源が必要な場合がありますが、対震自動消火装置付きの機種でも手動点火が可能なモデルもあります。お手持ちの機種の点火方式を事前に確認しておきましょう。
灯油はどのくらいの量を備蓄しておくべきですか?
家庭で一般的に保管される量であれば法令上の届出は不要ですが(200リットル以上で届出が必要)、保管量にかかわらず、火気から離れた冷暗所で、地震対策をしたうえで保管することが重要です。
まとめ:今日からできる3つのアクション
「注ぎ足し」は絶対にしないと家族で確認しておきましょう。
緩みがないか、給油のたびにチェックする習慣をつけましょう。
地震で落下・破損しないか見直しましょう。
参考にした情報源
- 東京消防庁「冬季のガソリン・灯油の取扱いに注意しよう」(2026年9月21日確認)
お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。
地域別の防災情報を確認する →この記事について
この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局
情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。
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