最終更新日: 2026年9月27日
非常持ち出し袋には水・食料・薬を入れている。それでも、避難の混乱の中で補聴器を落とした、入れ歯を置いてきてしまった、眼鏡が壊れた。そんな場面を想定できているでしょうか。
備えは補聴器・眼鏡など生活に欠かせない道具の予備だけで完結するものではありません。全体のバランスを見たい方は防災レベル診断(10問)で現状を把握しておくと、優先順位がつけやすくなります。
薬は意識されても、これらは見落とされがち
高齢者の防災対策として、持病の薬やお薬手帳のコピーの重要性はよく語られます。一方で、補聴器・入れ歯・眼鏡といった、その人にとって「体の一部」ともいえる道具への備えは、話題に上がる機会が少ないのではないでしょうか。これらを失うと、周囲とのコミュニケーションや食事、視界の確保といった生活の基本が大きく制限されてしまいます。
補聴器は「電池切れ」も紛失と同じくらい深刻
補聴器を使っている方にとって、電池切れは実質的に補聴器を失うのと同じ状況を意味します。予備の電池を数個、持ち出し袋に入れておくだけで、避難生活中も周囲とのやり取りを続けられます。防水・防塵仕様でない機種の場合、避難所での湿気や粉塵にも注意が必要です。可能であれば、購入店や補聴器店の連絡先も控えておくと、緊急時の相談がしやすくなります。
入れ歯・眼鏡は「壊れる」ことも想定する
入れ歯は、洗浄剤や保管用のケースを合わせて備えておくと、避難生活中も衛生的に管理しやすくなります。眼鏡は、予備の1本を持ち出し袋に入れておくのが理想ですが、難しい場合は処方箋(度数)の控えを保管しておくだけでも、再作成の際に役立ちます。コンタクトレンズを使用している方は、洗浄液・保存液の備蓄も忘れずに行いましょう。
製品スペック比較(独自集計)
各社公式サイト・Amazon掲載の公開情報をもとに、当サイトで仕様を集計しました。
| 製品名 | 種別 | 特徴 |
|---|---|---|
| 補聴器用電池(まとめ買いパック) | 補聴器用消耗品 | サイズ別展開、長期保存しやすい未使用状態での保管 |
| 入れ歯用洗浄剤・携帯ケースセット | 入れ歯用品 | 洗浄剤と保管ケースがセット、持ち出し袋に収まるサイズ |
| 補聴器用 空気電池 PR44(まとめ買い) | PR44・まとめ買い | 1,000円台〜 |
| 入れ歯洗浄剤 ポリデント + 携帯ケース | 携帯できる洗浄セット | 1,000円台〜 |
| 予備眼鏡ケース(ハードタイプ) | 耐衝撃・軽量 | 800円台〜 |
※価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各ECサイトで対応機種・サイズをご確認ください。
こんな人は、まだ買わなくてもOK
- 水の備蓄がまだできていない
- 携帯トイレの備蓄がまだできていない
- 防災リュックの中身が整っていない
- 集合住宅で保管場所を確保しづらい
こんな人は検討していい
- 在宅避難を想定している
- 停電時も冷蔵庫を維持したい
- 医療機器など電源が必要な機器がある
おすすめ製品
ここからは、備えガイド編集部が公開情報をもとに選んだ商品です。編集部が実際に購入・使用したレビューではありません。
よくある質問
眼鏡の予備がない場合、どうすればよいですか?
すぐに予備を用意するのが難しい場合は、まず度数の記録(処方箋の控えや眼鏡店の会員情報)を残しておきましょう。壊れた際も、記録があれば再作成がスムーズになります。
補聴器店や眼鏡店が被災していたらどうすればよいですか?
普段利用している店舗が被災している可能性も考え、遠方の系列店やオンライン注文の利用可否も事前に調べておくと選択肢が広がります。
本人が「まだ大丈夫」と備えを嫌がる場合はどうすればよいですか?
「もしものときの保険」という説明の仕方や、普段使いの延長として予備を用意する提案が受け入れられやすい場合があります。本人の気持ちに配慮しながら、少しずつ備えを進めましょう。
まとめ:今日からできる3つのアクション
再作成や修理の際に役立つ情報を控えておきましょう。
持ち出し袋に入れられるサイズのものを選びましょう。
緊急時にすぐ相談できるよう、連絡先をまとめておきましょう。
参考にした情報源
- HeartPlus「高齢者のための防災対策~災害が起きたときの備えを」
- あなぶきの介護「【高齢者の防災対策】備えておきたい避難グッズ一覧を紹介」
- 各製品のAmazon記載スペック(2026年9月時点、当サイトにて集計)
お住まいの地域によって、想定される災害や必要な備えは異なります。都道府県・市区町村別の防災情報を確認してみましょう。
地域別の防災情報を確認する →この記事について
この記事を書いた人: 備えガイド運営事務局
情報源: 気象庁・内閣府・消防庁・国土交通省・自治体などが公表している情報、および製品メーカー・販売元が公開している仕様情報をもとに作成しています。実数(公的データ・公式スペック)以外の統計・レビュー・体験談は創作していません。
商品情報について: 本ページの商品情報は、メーカー・販売元の公開情報や複数のレビューサイトの傾向をもとに、防災用途の観点から当サイトが整理したものです。編集部による実使用レビューではありません。
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2 thoughts on “補聴器・入れ歯・眼鏡の予備管理|「体の一部」を失うと生活が止まる”