妊産婦の防災備え|母子手帳は「もう一つの命綱」
妊娠中や産後まもない時期は、法律上も「要配慮者」に位置づけられる立場です。それでも防災グッズというと、多くの人がまず思い浮かべるのは赤ちゃん用品ばかりで、妊産婦自身の備えは後回しになりがちです。
妊娠中や産後まもない時期は、法律上も「要配慮者」に位置づけられる立場です。それでも防災グッズというと、多くの人がまず思い浮かべるのは赤ちゃん用品ばかりで、妊産婦自身の備えは後回しになりがちです。
非常持ち出し袋には水・食料・薬を入れている。それでも、避難の混乱の中で補聴器を落とした、入れ歯を置いてきてしまった、眼鏡が壊れた。そんな場面を想定できているでしょうか。
普段から見守りが必要な認知症の方にとって、避難所という慣れない環境そのものが大きなストレス要因になります。人であふれ、普段と違う建物で、いつも以上にひとりで歩き出してしまうリスクが高まるとされています。
離れて暮らす親が一人暮らしをしている。あるいはご自身が一人で暮らしている。そうした家庭にとって、防災の備えは「家族で協力して運ぶ・使う」ことを前提にした一般的な備えとは、少し違う考え方が必要になります。
アルファ米も、サバ缶も、レトルトカレーも、噛む力・飲み込む力があってこその非常食です。赤ちゃんや、加齢で咀嚼・嚥下機能が落ちた高齢者にとっては、そのままでは食べられません。家族にこうした方がいる場合、備蓄はもう一段階、踏み込んで考える必要があります。
大雨や台風による被害では、高齢者や障害のある方など、自力での避難が難しい「避難行動要支援者」に被害が集中する傾向が指摘されています。国が進める「個別避難計画」の考え方と、家庭でできる備えを整理しました。